メニュー

米国鉱工業生産指数の意味と読み解き方

2015年12月16日 - 米国経済指標
米国鉱工業生産指数の意味と読み解き方

アメリカの発表する経済指標は数多くありますが、重要視される指標の1つに「鉱工業生産指数」があります。
この経済指標は、何を表す指標なのでしょうか。今回は米国鉱工業精算指数について見てみましょう。

鉱工業生産指数とはなにか

「米国鉱工業精算指数」とは、アメリカ国内の地下資源の採掘(鉱業)と、採掘した資源を加工する製品製造(工業もしくは製造業)のうち、鉱業と製造業、電力やガスなどの公益事業部門の生産の変化を合わせた、鉱工業部門の生産動向を指数化したもののことを言います。
鉱工業生産指数の名前の通り、統計の対象となるのは鉱工業部門だけであり、農業や建設業、サービス業などは別の経済指標の調査対象となっています。
国内で生み出された付加価値の総額を表す経済指標であり、経済成長の比較軸として一般的に使われるGDP(Gross Domestic Product = 国内総生産)統計発表が四半期ごとであることに対して、鉱工業生産指数は毎月発表されるため、精度よりも速度が重視される景気実態を把握する上で設備稼働率と並んで重宝されている経済指標です。

鉱工業生産指数の発表時期はいつか

鉱工業生産指数は、毎月14~17日(夏時間:日本時間午後10時15分、冬時間:日本時間午後11時15分)発表されることが慣例となっています。

鉱工業生産指数が表すものはなにか

米国鉱工業生産指数は、雇用統計と並んでアメリカ経済がどの程度成長しているのかを知るためには欠かせない経済指標の1つであり、製造業部門の生産動向を指標化したものです。
統計の対象となるのは鉱業、製造業、公益事業(ガス、電力)部門の生産の変化であり、農業、建設、サービス業などは含まれないことに注意が必要です。
米国の製造業の生産活動の状況や設備投資の状況を反映しているため、景気全般との関係は深く、生産動向を測る上で重要視されています。

四半期ごとに発表されるGDP統計とは異なり、毎月発表される鉱工業生産指数は、設備稼働率と並んでいち早い景気動向の把握のために重視されている指標の1つです。
鉱工業生産指数を分析にとりいれるときに注意したいポイントとしては、毎月発表される経済指標であるために、四半期ごとの経済指標であるGDP統計と比べると振れ幅が大きくなる傾向があることがあげられます。
鉱工業生産指数を参考にするときは、単月の数字ではなくある程度の期間の鉱工業生産指数を参考にするように気をつけましょう。

鉱工業生産指数は鉱業と製造業に関わる業種の景気動向を表す指数であるため、詳しく分析することでどの程度の生産力があり、それを活かしているかを把握するのに大変重宝する経済指標です。
そのため国全体のみならず、各地域ごとにまとめた鉱工業生産指数が発表され、地域ごとの景気動向を把握することにも活かされています。

おわりに

鉱工業生産指数は毎月発表される速報性の高い経済指標の1つであり、四半期ごとの発表に留まるGDP統計よりもリアルタイムの景気動向の把握を得意とする経済指標です。
しかし振れ幅が大きいため、精度の高い分析にはあまり向いていないと言えるでしょう。

参考サイト
Yahoo!ファイナンス