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シカゴ購買部協会景気指数の意味と読み解き方

2016年4月17日 - 米国経済指標
シカゴ購買部協会景気指数の意味と読み解き方

シカゴ購買部協会景気指数とはどのような経済指標か

シカゴ購買部協会景気指数は、アメリカ・イリノイ州のシカゴの購買部協会であるシカゴ購買部協会によって、毎月月末(標準時:日本時間22時45分、冬時間:日本時間23時45分)に集計・発表されるイリノイ州・シカゴの製造業の景況感を示す経済指標のことを言います。

シカゴ購買部協会景気指数はどのように読み解くのか

シカゴ購買部協会景気指数はニューヨーク州・ニューヨークやカリフォルニア州・ロサンゼルスに次ぐアメリカで3番目の大きさを誇る都市であるイリノイ州・シカゴ(イリノイ、インディアナ、ミシガン)の購買担当役員200名を対象に、1ヶ月前と比較した景況感をアンケート形式で調査・集計をおこない、その景況感を指数化したものです。
類似する経済指標であるISM製造業景況感指数と同様に、50を景気の拡大・後退の分岐点とされ、50を上回れば景気拡大が進んでいて、50を下回れば景気後退に陥っていると判断されます。

シカゴ購買部協会景気指数を集計・発表しているKingsbury International(キングスベリー・インターナショナル)社は、契約を結んだ一部の投資家に限り、正式発表の前に数値を確認できるサービスを提供しています。

全米3番目の大きさを誇るシカゴ地区

シカゴ地区を含むミシガン州には、ゼネラル・モーターズ、クライスラー、フォードなど米自動車大手(ビッグスリー)各社が大規模な生産拠点を有しています。
そのため、シカゴ地区はアメリカの他の地区と比較すると、自動車関連産業が多いという特徴があります。
また、アメリカ開拓時代からの交通の要衝であり、海上輸送や航空輸送、陸上輸送の結節点として発展してきました。

1950年に記録した362万人を頂点として、緩やかに人口流出が続いていますが、シカゴを中心とする地域では半導体や電子機器、自動車のビッグスリーに代表される輸送機械などの産業が発展し、シカゴは現在もアメリカにおける商業と金融、流通の重要拠点の1つとしての地位を保っています。

シカゴ購買部協会景気指数と類似する製造業景気指数の関係

シカゴ購買部協会景気指数と類似する経済指標は、各地の連邦準備銀行が発表する製造業景気指数をはじめとして、いくつか知られています。

シカゴ購買部協会景気指数と類似する経済指標として代表的なものとしては、

などが知られています。

シカゴ購買部協会景気指数は、これらの3つの経済指標と比べると、重要度・注目度が低い経済指標です。
しかしISM製造業景気指数の前日(前営業日)に発表されるという日程上の特徴があり、先行する経済指標としてトレンドの把握に使われることが多いのが特徴です。

おわりに

シカゴ購買部協会景気指数は、ISM製造業景気指数に先行する経済指標として注目されるものの、それ以上の重要性を認められていない経済指標と言えます。