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ISM非製造業景況指数の意味と読み解き方

2016年3月9日 - 米国経済指標
ISM非製造業景況指数の意味と読み解き方

ISM非製造業景況指数とは?

ISM非製造業景況指数とは、どのような経済指標なのでしょうか。
一言でその内容を説明すると、「アメリカの主要な非製造業300社の購買担当役員に対して4つの項目について景況感を良い・変わらない・悪いの3択でアンケートした結果を集計・発表したもの」となります。

一塊の言葉としてあつかうとその本質がつかみにくくなりますが、単語ごとに分解してみると、

と分けることができます。

同様にアメリカ国内の製造業主要350社の購買担当役員にアンケートをおこない、季節調整を加えて発表される「(製造)企業の景況感」をまとめているISM製造業景況指数と並んで、アメリカ企業の景況感を計るために欠かせない経済指標の1つとして注目されています。
ISM非製造業景況指数は、毎月集計・発表される経済指標であるため、数ある経済指標の中でももっとも直近の状態を表す経済指標として、市場関係者から注目を集めている経済指標でもあります。

ISM非製造業景況指数の内容

ISM非製造業景況指数は、全米にある300社のサービス業をはじめとする非製造業を対象として、前月とくらべて「事業活動・新規受注・雇用・入荷遅延」の4項目の状況が良くなっているかどうかを、「良い・同じ・悪い」の3択でアンケートした結果を集計・発表している経済指標です。

毎月第3営業日(夏時間:日本時間午後11時、冬時間:日本時間午前0時)に発表されるISM非製造業景況指数は、毎月第1営業日に発表されるISM製造業景況指数と並んで、主要経済指標の中で最も早く発表される経済指標であり、市場関係者からの注目度の高い経済指標として知られています。
また、毎月集計・発表されるため、アメリカ経済の景気転換の先行指標として関心が高いのも特徴です。
特に近年では、アメリカ経済はそれまでの第一次、第二次産業を中心とした経済構造から、サービス産業をはじめとする第三次産業を中心とする経済構造へと転換が進んでいるため、ISM非製造業景況指数はISM製造業景況指数よりも注目度の高い経済指標と言えます。

ISM非製造業景況指数をどのように活かすのか

ISM非製造業景況指数は、ISM製造業景況指数と同様にアンケート方法と集計の発表方法を採用しているため、基本的にはISM製造業景況指数と同様に、50%を分岐点として、それを上回っていれば景気は良好、下回っていれば悪化していると判断します。
ISM非製造業景況指数は、景気の先行指標として注目されている経済指標であるため、この結果がそのままアメリカ経済の現状を表すわけではないことに注意して、取引内容に反映する必要があると言えます。

おわりに

ISM非製造業景況指数は、アメリカ経済の先行きを占うためにもっとも重要な経済指標の1つとして注目されています。
アメリカ経済は世界経済に対しても大きな影響を与えるため、その動向には特に注目しておきたいものです。